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愛犬に適したフードを選んで与えましょう。 photo by：falco500
生き物の体は食べるもので出来ています。したがって餌の選択は犬の成長や健康状態にとってとても重要な要素となります。最近の専用フードは犬にとって大切な栄養素がバランスよく配合されています。しかし、人工的に配合された栄養の摂り方ではどうしても起こりやすい病気というのが増えてしまいます。そのうちの一つが歯周病です。
動物を捕獲して食べていた頃の犬は皮膚を切り裂き骨を砕くための丈夫なあごと牙をもっていました。しかしペットとして品種改良を繰り返されるうちにあごが野生の犬に比べて退化してしまった犬種もあります。こういう犬種の場合顎関節症や歯周病になりやすいので歯磨きやオーラルケア用のおやつなどで対処する必要があります。
歯周病は口臭を発生させるばかりでなく、最悪の場合虫歯菌や細菌が全身にまわり命の危険を招く可能性があります。またドライフードは口の中の水分を持って行かれがちなのでどうしても口の中が乾いてしまうことがあります。
普段から水をよくのむ子の場合は問題ないのですがあまり水を飲もうとしない子の場合、唾液腺が未発達になってしまい歯周病になりやすくなります。このようなときはウエットフードも織り交ぜ水分摂取量を調節しましょう。
この他にも犬の食生活の変化は肥満などの生活習慣病や結石、便秘などを起こしやすくしています。犬は人間よりもライフサイクルの変化が激しいので、年齢などのステージによって適切なフードを選ぶことが必要になってきます。特にシニアドッグの場合には消化吸収が良く栄養価に優れた専用フードを選んであげましょう。
