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正しい姿勢で食事をする
老犬になると足腰だけでなく、首の筋力も低下します。 それにより、ごはんを食べる姿勢をとることがつらくなる場合もあります。 地面に直接食器を置いた状態での食事は、 前足や首・背中・腰などの関節に負担がかかっている 場合もあるので、食事台などを利用すると楽になる場合があります。
また、犬が食べ物や飲み物を口から食道へ送るシステムの都合上、 横向きに寝たままでは飲食がしにくく、 寝たきりになった場合、 誤飲の原因となります。
そのため体を起こして伏せの状態で飲食をする必要があります。 中〜大型犬で体を支えるのが難しい場合は、 胸から顎の下にクッションやタオルなどを入れて体を支えてあげましょう。
いぬらぼ 食事補助クッション 獣医師監修で作られた老犬介護用のクッション。 中・大型犬の食事補助の際、頭を支えるのに便利です。
ごはんの硬さを見直す
高齢犬になると顎の筋力が低下し、噛む力も弱くなります。 また、消化する機能も低下する傾向にあるので、 ウェットフードを利用するか、 ドライフードの場合はぬるま湯でふやかしてあげることで、 食べやすく、また消化吸収しやすくなります。
食欲が落ちてしまったら?
高齢犬になると食欲が落ちてきたり、食べる量が減ってくることがあります。 また、筋肉量も低下しますので、 大きく体重が減らなければそこまで心配することはありませんが、 体重が異常に減るようでしたら病気のことがありますので 獣医師に相談してみましょう。
犬は食べやすさを重視しますので、高齢になって噛む力が 弱くなった老犬には、細かく食べやすいよう工夫するか、 柔らかくしてあげるのもおすすめです。
もし愛犬に好物がある場合は、それをまぜてあげると食べる場合もあります。 多く与える場合は栄養の調節も気にした方がいいですが、トッピング程度に混ぜてあげるのも いいと思います。 与えるものはもちろん犬に害のないものであることを確認しましょう。
ごはんを食べなくなると、 いくら水を飲んでいても脱水になってしまう危険性があります。 その場合は水分と一緒に電解質も与えましょう。